

「ナミキアートプラス」は、金沢シーサイドタウンの日常の中で、人々とアート作品が出会うプロジェクトです。
突如、住宅地の一角に、ピンクの猫のアート作品が現れてから1年。
今回は、2人のアーティストが期間限定のパブリックアートを屋外で展開します。ここで暮らした経験や風景をもとに描いた絵画や、ここで暮らす人々に目を向け制作したカラフルな旗によって、街の日常を彩ります。また、海の名残を留める風景や街区ごとに変化する建物、大小さまざまな路地など、街の歴史や文化を架空の物語に沿ってめぐる「冒険の書」を並木ラボで配布します。
金沢シーサイドタウンは今年、横浜市六大事業の一つとして始まった最初の開発から50年の節目を迎えました。アーティストの多様な表現を通して、この街を見つめ直してみませんか。
キム・ガウン
旅がくれた贈り物

《願う》 2021年、並木十二天公園
「クマとウサギの旅」をテーマに、絵本や絵画などの制作を続けているキム・ガウン。今回は、金沢センターシーサイド名店会の一角にアトリエを設けました。会期中は、公園や商店街の壁面、水の上など、いつもの風景が「旅」の一部になり、見る人をファンタジックな世界へと誘います。
池田光宏
BGAプロジェクト-横浜・並木のアートシーン-

《BGAプロジェクト−横浜・並木のアートシーン−》の展示イメージ
家やお店の中でさりげなく流れるBGM。アートだって生活に染み込んだBGA(バック・グラウンド・アート)があるはずだ! そんな発想から、並木の住民や商店主が何気なく家やお店で飾っているコレクションを並木のBGAとして紹介します。あたかも実在する展覧会の広告のように、バナー(旗)を制作して金沢センターシーサイド名店会のアーケードに展示します。
orangcosong(住吉山実里+藤原ちから)
演劇クエスト−⽩昼のバスケット冒険団とふしぎな依頼⼈たち−

『演劇クエスト 横濱パサージュ編』2017年、撮影:大野隆介
「演劇クエスト」は、かつて子供たちの間で流行したゲームブックになぞらえ、いつもと違った視点でまちあるきを楽しむために作られた「冒険の書」です。その土地に刻まれた歴史、個人史、コミュニティに新たな目を向け、見慣れた街の魅力を再発見してみませんか。
2019年度継続プログラム
「ピンクの猫の小林さん」の庭づくり写真展

2019年12月、並木ラボを会場に開催した、「ピンクの猫の小林さん」の庭づくりワークショップ。鉢に植物や小石をならべてミニチュアの庭園をつくり、小さな「ピンクの猫の小林さん」をひそませた自分だけの庭を完成させました。今回はささやかな写真展とすることで、一年の様子を共有します。
開催概要
- タイトル ナミキアートプラス-並木のパブリックアートプロジェクト-
- 展示期間 2021年1月16日(土)〜1月31日(日)
- 主催 YOKOHAMA AIR ACT実行委員会
- 助成 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、横浜市
- 共催 横浜金沢シーサイドエリアマネジメント協議会(あしたタウンプロジェクト)
- 協力 金沢シーサイドタウン連合自治会/金沢センターシーサイド名店会/富岡並木ふなだまりgionbune公園愛護会/独立行政法人都市再生機構神奈川エリア経営部/株式会社東京ベイガード
- 参加アーティスト キム・ガウン、池田光宏、orangcosong
NEWS
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ご来場の方へ
ご来場の際は、まずインフォメーションにお越しください。
(会期中、11時〜16時でオープンしています)
インフォメーション
並木ラボ
横浜市金沢区並木1丁目17、7号棟1階(ハックドラッグ横)
作品を鑑賞する上でのお願い
住宅地の中のアートプロジェクトです。作品鑑賞の際は、住宅区域に入り込まないようご注意ください。また、作品を写真撮影したりSNSに投稿したりする際は、近隣住民のプライバシーにご配慮ください。
新型コロナウイルス感染症対策
- 来場される方はマスク着用にご協力ください。
- 作品を鑑賞する際は、密接状況にならないよう、観客同士の間隔を保ってご鑑賞ください。
- ツアー等の作品案内は行いませんのでご了承ください。
- 発熱(37.5℃以上)や咳・鼻水・倦怠感などの症状がみられる方は、ご参加・ご来場をご遠慮いただきますようお願いいたします。